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zoom RSS リフォーム奮闘記(ガス機器編)

<<   作成日時 : 2007/09/24 07:36   >>

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 昨年夏から今春にかけて、パロマ工業の半密閉式ガス湯沸かし器、リンナイ、東京ガス、さらに松下電器産業などの開放式湯沸かし器によるガス中毒事故が相次いで報道された。パロマ工業は排気ファンが正常動作しない場合に、ガス供給を停止する機能が不適切に改造されたことが原因で、自社に責任はないとの強弁を繰り返したが、その後、基板の半田割れがあったと一部の責任を認めた。リンナイ・東京ガスの場合は不完全燃焼防止装置が作動し燃焼停止した後に、再点火操作を繰り返すと熱センサーが不具合を起こし、安全機能が働かなくなることに起因するとした。松下製の場合は安全装置そのものがない型式であった。これら開放燃焼式の器具に関する事故は換気が不十分であったなど、使用者側の自己責任がことさら強調され、結果として事故事例の報告を義務付けることで、法改正に結びついている。( 消費生活製品安全法 )

 ガス器具によるCO中毒事故により、ここ20年間に数百人の死者が出たと推定されている。 経済産業省は製品欠陥の有無にかかわらず、事故報告を製造業者や輸入業者に義務付けることで、消費者への情報提供が格段に改善するとした。しかし、情報開示による消費者意識向上策は、本質的な消費者本位の施策とは程遠く、場当たり的な印象が否めない。リンナイや東京ガスは欠陥を数年以上前に認識していが、製品回収は行わず、購入者に注意喚起を行っていない。その後、再点火できない構造に設計変更しているが、事故製品の設計上の不備に着目した議論がなされてはいない。また、パロマの場合は不適正な改造が、現場レベルで容易に可能な構造が問題とされることはなかった。

 PL(製造物責任)法の基本的な考え方はメーカーがその製品に責任を持つことではなかったのか。工業製品に関連する事故は、欠陥の原因を解明したり、「過失」の有無を被害者側が立証することは困難である。このため、これを被害者から解放し、メーカーの責に帰することには一定の意味がある。さらに、「無過失責任」の概念を取り入れ、過失がなくとも、事故救済の一部ををメーカー側が負うことには相当な合理性がある。ガス機器とは異なるが、三菱自動車(現三菱ふそうトラック・バス)のタイヤ脱落事故では部品の設計・製造上の問題は認めず、整備不良のみが強調された。しかし、設計変更後のハブにも破断事故が発生するなど、一連の問題は限りなくグレーのままに推移し、組織的なリコール隠しや経営責任が焦点となった。工業製品の経時劣化は防ぎようがないが、メーカーには事故原因の究明と情報開示の責任が、また所管官庁にはPL法の原点に立った制度の運用・整備等により、社会機能の劣化防止に努める役割が課せられる所以である。

 我が家の30年來のガス設備はきわめてシンプルである。台所のテーブルコンロ、脱衣所に設置したガス瞬間給湯器および風呂がまに限られる。ガスコンロは使用頻度も高く、これまで必要に応じて数回の世代交代を見ている。問題は半密閉型(FE式)ガス湯沸かし器と同じく半密閉型の風呂釜である。かつて、バランス型(BF)風呂釜は浴室内に設置するのが一般的であったが、機器に水が浸入する可能性等を避けようと、壁を隔てて脱衣所に設置していた。このためか、バーナーの交換を行ったくらいで、相当な期間にわたり問題なく作動したが、ガス種類の変更(平成12年)に伴い、FE式のふろがまに入れ替えた。同じく、脱衣所設置の瞬間給湯器(半密閉自然排気式と記憶)は、長年の使用で動作不良となり、不完全燃焼ガスの逆流現象が発生したため、FE式に交換していた(平成14年頃)。

 一連のCO中毒事故を契機に、我が家のガス周りの安全性に疑問が生じ、壁紙や洗面台、トイレ(既述)を含めてリフォームの検討に着手した。洗面台はトイレと合わせ、メーカーのショールームで当りをつけたが、ガス機器に関しては地域のガス会社に相談した。ところが、ガス会社は機器の見積もり・手配、交換工事は行うものの、関連する大工造作、クロス張り替え、水回り工事等についての経験がなく、別手配となることが判明した。発注・相談・手配の窓口はワンストップであるのが望ましく、水回りを中心とするリフォーム会社に乗り換え、数回の交渉・再見積もりを繰り返し、工事の段取りを決定した。ガス管の接続にはガス会社も駆けつけ、ついでに道路本管からの引き込みや台所への配管も交換した。懸案のガスふろ給湯器は安全性を優先し、脱衣所から屋外設置に変更した。

 リフォームは検討着手から工事完了まで数カ月の期間を要する。しかし、発注側が保有する情報には限りがあり、リフォーム会社やメーカーで確認したり、Web上での情報も活用するのが肝要であろう。換気の気遣いや就寝時の元栓確認から解放され、今更ながら、屋外設置の安心感に得心している。来し方行く末を想う傍ら、生活臭を身にまといながらの日々ではある。

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